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拷問や虐待の再現に関して

SNS上で捕虜拷問や虐殺に対して意見があがってますので ベトベトとしての総括をさせて頂きます。 論点としては残酷な行為を面白おかしく取り上げている部分の是非ですが正論だと思います。 ただし『戦争ゴッコ』自体が残虐な行為の再演です。 ベトベトを続けるにあたり当初から理念としているのは参加した人が“戦争って嫌だな”と感じて欲しいのです。 アジアの密林に派遣され、重い荷物を持ち何十キロも歩かされ、穴を掘り泥のなかで眠り、 援助しようとおもった人民から恨まれ命を狙われるなんてとんだブラック仕事です。 銃や装備を揃えて戦争カッコイイ!というイベントにするつもりはさらさらありません。

ベトナム戦争で拷問があった背景にはゲリラ戦だったという事があります。 第二次大戦のようにこっち味方、あっち敵ではない訳です。 昼は農民の村が夜には解放戦線の村になり、仕掛け爆弾で仲間が殺され疑心暗鬼になり拷問をおこなうのです。

映画ゴッコと言われますが『プラトーン』でバーンズを諌めるエリアスのシーンがあります。 仲間を殺されたアメリカ人から見ればアジアの農民など全て同じに見えるでしょう。 エリアスと共にバーンズを止める人達。 怒りに駆られ村長を脅し殺害するバーンズ バーンズをはやし立て「殺せ!殺せ!」と煽る人達。 隙を見て関係ないレイプ行為に及ぶ人達。 なにもせず見ているだけで後でヤイヤイいうだけの傍観者。 もし自分がその現場にいたらどう行動するのか?という事を感じて欲しいのです。 止めに入った人以外は虐殺に加担した人間なのですから…。

捕虜を拷問してるのを見て止めた人 ふざけた行為をしてるのを見て止めた人 以外は傍観者です。 何故、止める事ができなかったのでしょうか イベントの雰囲気を壊すから プレーだと思ったから 知らない人だから 年上だから 理由は多々あるでしょうが、実際にベトナム戦争時に拷問や虐殺が行われた時も同じだったのではないでしょうか。 その場面での自分の感情や行動を感じる事が大切だと思います。

勇敢にたちむかう人 損得を考えずに動く人 指示がないと動けない人 自分の命だけを守る人 他人の意見に同調して正義感ぶる人 先輩面して動かない人 斜に構えて批判だけする人 様々な人間が戦争という状況下で何を考え、感じ、行動したのか。 実際に体感しようもない事ですから、資料や写真、映画などから想像し 銃や装備を揃えるだけでなく戦場という異常な空間を再現するからこそ戦争再現イベントなのではないでしょうか。

何度も書いていますがベトベトはベトナム戦争という舞台(シチュエーション)を用意するだけです。 銃が好きな人、軍装が好きな人、分隊行動が好きな人、軍装サバゲが好きな人、歴史が好きな人 仲間内でふざけるのが好きな人、軍装して飲むのが好きな人……。様々な参加要因があり全て平等で差別しません。 きちんと歴史を学び装備を揃えベトナム戦争を再現するという妨げにならなければどんな方でも受け入れます。 どっちが偉いとかサバゲがくだらないとは思いません。 色々な楽しみ方がありますので自由に皆さんの『ベトナム戦争』を表現して頂ければと思います。

今回のような意見や感想は全然受け入れます。 イベントを良くしよう、業界を良くしようという意見はドンドン挙げて下さい。 (ただし、いうだけで無く自分が行動できる意見にしてください) 10年間やって意見を述べてくれた人は数名です。 2ちゃんやツイッターで独り言いっても何も変わりません。一生モニター覗いてブツブツいって下さい。

今後のルールですが、インターネットの進歩により画像や動画などで海外からもイベントの様子が見れます。 “戦争ゴッコ”を理解している人以外の目に触れる事を考え、業界のイメージダウンに発展しかねないという理由から拷問や虐殺を思わせるような行為は禁止させて頂きます。 綺麗事をいうつもりはありませんが、頭のおかしい私でも実際にあったからといって海外で沖縄地上戦イベントをやって農民を焼き殺したり、腕を切って口に入れたり、骸骨に漆塗って酒盛りするのをサイトでみたら不快感を覚えます。 ベトベトにもベトナムの方が参加してくれますので自国民が虐待されるのをいくらイベントとはいえ快くは感じないでしょう。 以上の事案から拷問や虐殺を思わせるような行為は禁止とします。 また、捕虜ですがベトベトのルール上、重症となっても勝手に戦場を離脱する事ができませんので従来通り味方に置き去りにされた負傷者は捕虜として扱います。 ただしベトベトのルールにも書いてありますがジュネーブ条約に乗っ取り手厚く扱うようお願いします。

何の因果かベトナム戦争というキーワードの下に集った仲間なのですからどこに出しても恥ずかしくなく皆が楽しめるイベントを創りたいと思っています。今後とも御協力をお願い致します。

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